書類選考に通った！でも面接は不安・・
これから就職活動・転職活動を始める皆様、今現在活動中の皆様へ。
書類選考の次に、避けては通れないのが面接ですよね。
圧迫だったら嫌だな、しっかり話せるだろうか、オフィスの雰囲気はどんな感じだろう・・
正直、とても不安で緊張しますね。
そこで、新卒での就職活動＆転職活動3回を経験した筆者が、面接に自信をもって臨むためのコツを解説いたします。
ひとつ、大事な心構えがございます。就職活動や転職活動は、内定を取ることがゴールではございません。その会社に就職した未来の自分が、日々を生き生きと過ごせることがゴールです。
就活中はどうしても、「早く内定を取りたい」「１社から内定をもらったからもう就活やめたい」という思考に陥りがちです。私は実際にそう考え、あっさり就活をやめた結果、就職した先で想像を超えるブラック労働を強いられてしまった経験がございます。
そんな事態を避けるべく、具体例を交えながらお伝えしますので、最後まで必見です！
前日までにやるべき３つの準備！
まずは、面接の前日までにやっておくべき準備について。私は下記の３つをおすすめします。
①求人票の内容を改めて熟読する
例えば「総合職」「営業職」など職種の記載について、細部までよく読み、どんな仕事内容なのかを理解しましょう。
また、待遇（給与・勤務時間・休日数・残業時間など）についても、しっかり目を通し、疑問点を洗い出しておきましょう。
これらについて面接時に改めて説明を受けた際、その内容が求人票の記載と一致しているかを確かめるためにマストです。
②その会社にしか当てはまらない志望動機を考える
志望動機はほぼ100％質問されますね。
事前に考えておくのは基本ですが、どの会社にでも当てはまる内容になっていませんか？
もしくは1度作ったテンプレを使い回していませんか？
志望動機を述べた後、よく「その理由であれば他社でもよいのでは？」という聞き返しをされることがございます。これは少し嫌な感じですよね。
とはいえ面接官は、その会社で将来活躍し、実績を上げてくれる人材を探しています。求める人物像に近いな、具体的に考えているな、と思ってもらえるほど、面接の通過率は上がります。
では、どうすれば”その会社にしか当てはまらない志望動機”を話せるでしょうか？
最も簡単な方法のひとつは、【その会社のホームページに記載されている「企業理念」「事業内容」から自分が共感・貢献できそうな部分を引用してまとめる】ことです！
【例：私が貴社を志望する理由は、「〇〇」という企業理念に共感したためです。私の強みは●●ですので、それを生かして貴社の☆☆（商材やサービスなど）をより多くの顧客に届け、「〇〇」の実現に貢献できると考えております。】
上記のように述べた場合、「他社でもいいよね」という返しをされることはまずございません。その会社のことを理解しようとする姿勢や意欲は十分伝わるはずです。
さらに欲をいえば、世間一般に「競合他社」と言われる会社がある場合、その競合他社のホームページもさらっと見て、どこが違うかな？と考えておけば鬼に金棒です。
③会社のホームページを見て、面接官への質問を用意する
面接では「最後に当社への質問はございますか？」と、訊かれることが多いです。
これを単なる質疑応答だと考えて「特にございません」と回答しては、非常にもったいないです。
実は、面接官はここでも就活生の意欲や将来性を吟味しており、この会社で活躍してくれそうか、一緒に働きたいか、を確かめています。
そのため、質問は2～3点、事前に決めておきましょう。
※1点のみですと、もし先に答えとなる内容を面接官から説明された場合に持ちネタがなくなってしまうからです。
おすすめは、ホームページの「ニュース(またはプレスリリース)」を読み、それについての質問を用意することです。
ニュース(またはプレスリリース)は、その会社が今、最も世間に向けて発信したい内容の宝庫です。例えば、
【A：「当社の新規事業が〇〇大臣賞を受賞しました」】
【B：「新店舗が●●エリアにオープン！」などです。】など。
上記のような明るい話題に着目し、考えてみましょう。
※「☆☆店 閉店のお知らせ」など、あまり前向きとはいえないニュースは控えましょう。
具体的に上記のニュースから導かれる質問例を挙げてみます。
【A：貴社のホームページにて、新規事業が〇〇大臣賞を受賞したと拝見いたしました。この受賞に至るまで、社員の方々は具体的にこの事業のどういったところに最も力を入れたのでしょうか？】
【B：貴社は先月、●●に新店舗をオープンされたそうですね。このエリアへのオープンにあたって、貴社の売り上げと顧客の増加にどのくらいの効果が見込まれるでしょうか？】
より印象のよい質問にするには、「自分が社員になったらどう貢献できるか」を、そのニュースから学ぼうとする姿勢が出ていることが大切です。
こうした質問をすることにより、面接官に「よく調べてから来ているな」「熱意が感じられるな」という印象を与えることができます。
さらに、その事業の具体的な内容や、今後の展望についてより踏み込んだ情報を得られるため、自分にとっても実りのある面接にすることができます。
ここまで準備できれば、あとは本番！自分を信じて、時間に余裕をもって面接会場へ向かいましょう。
面接本番の3つの心構え
さあ、いよいよ面接スタート！ここでは本番での受け答え、心構えについて解説します。
①明るい声ではっきり話す
まずどのような質問が来ても、明るく「はい」と返事をし、はっきり聞こえるように話しましょう。
予想外な質問が来たら、すらすらと言葉が出なくて当然です。考えたり、うまく言葉が出なかったりしても、うずくまったり下を向いたりせず、堂々としていればOKです！
②面接官からの会社概要説明、仕事内容説明はしっかり聞く
先ほども記載した通り、ゴールは内定を取ることではなく、納得して働けることです。
仕事内容など面接官から説明されたことはしっかり聞き、求人票の記載内容と矛盾していないかチェックしましょう。
そして、おや？と思うことがあれば、質疑応答の際に、遠慮せずに質問しましょう。
印象が悪くなることを恐れて、残業時間の計算方法など、待遇について怪しいなと思ったことを聞き流してしまうのはよくないです。それは入社後の自分を苦しめる要素となるかもしれません。
とはいえ、すべての質問が待遇についてのみではさすがに好印象とは言えませんので、事前に用意しておいた質問も忘れずに織り交ぜてくださいね。
③面接官が上司だったら、一緒に働きたいか？を考える
面接を担当している方は、ほぼ確実に未来のあなたの上司または、社内で深く関わる人です。
会社があなたを選ぶと同時に、あなたもまた、その人たちと一緒に働いてみたいかどうかがとても重要です。
私が経験した中では、
・面接官が終始、椅子にふんぞり返って腕組みをしたままであった。
・書類選考は通過したうえで来ているはずなのに、開口一番、履歴書を見て「ずいぶん何度も転職していますね。当社に入ってもすぐやめるのではないですか」と言われた。
等々。面接官の印象が、お世辞にも一緒に働きたいとは思えないことも多々ございました。
大抵はそれらの面接は通過しませんでしたが、もしあなたが不快な思いをしたならば、「こちらからも願い下げ」という気持ちで全く問題ないと思います。
通過したとしても、あまりに印象がよくないと感じた場合には、丁重に辞退の旨を伝えてもよいかと思います。結局、働き始めてから「やっぱりこの人は嫌な感じだな」と思う可能性が高いわけですから。
逆に、自分は面接を通して「ここで働きたい！」「手ごたえよさそう！」と思っても、不採用になることも大いにありえます。それは、「ご縁がなかっただけ」「何か裏があるかもしれないから不採用でよかったわ」くらいの気持ちでいればOKです。
何社か続けてご縁がないと、がっかりして心が折れますし、「自分なんてだめだ」と思いがちです。
でも、そんな時こそ忘れないでください。
内定がゴールではない。未来の自分が納得して働けるように活動しているのだ、ということを。
まとめ
いかがでしたか？
就職活動・転職活動の中でもとりわけ心身の負担が大きい面接。しかし、しっかり準備をして、”面接とは会社と自分の相互理解の場である”という認識を持つことにより、皆様が過度なストレスを抱えずに乗り越えられることを願っております。
もしも、「こんなことを言われた」や「この時どうしたら良いかわからなかった」など、思うことがございましたら当ブログのお問い合わせフォームよりお気軽にご相談くださいね。
引き続き、就職活動・転職活動に関する情報を独自の視点で解説してまいります。
少しでもご参考になれば幸いです。
