【初めてでも大丈夫】参議院選挙とは?投票はどうやるの?意外と簡単です!

政治・選挙

いよいよ7月20日!参議院選挙とは?

今週末、7月20日(日)は参議院選挙の日です。
今年18歳になった方、18歳以上でも今まで選挙に行ったことのない方へ、参議院選挙とは何か?投票のやり方は?どなたでもわかるように解説いたします!
政治のことをよくわからなくても大丈夫!あなたも簡単に投票できます。ぜひ読んでくださいね。

スピードの衆議院・監視する参議院

国の方向性を決める2つの議会として、衆議院参議院がございます。
衆議院の過半数が賛成→法案通過→参議院の過半数が賛成→法案成立 という流れです。
いわばダブルチェックで国の法律を決めています。

例えるなら、衆議院は部活の部長参議院は部活の顧問です。部長率いる部員が急進的に誤った方向へ突っ込まないよう、顧問が冷静に見守っている、とイメージしてください。
つまり、参議院選挙とは、日本を冷静に見守る人たちを選ぶ機会として重要なイベントです。
参議院議員は、一度当選すると6年間という長い任期があるため、しっかり選びたいですね。

衆議院・参議院それぞれに与党と野党の議員がいる

議員の多くは、どこかの政党に所属しています。
政党とは、目指している方向性が似た人たちが集まったグループです。例えば、税金を上げたいグループや、税金を下げたいグループなど、様々な日本の課題について、各政党が意見を持っています。

国会議員を最も多く抱えている政党は、「与党(よとう)」となり、その議員の中から、内閣総理大臣を始めとした政治のリーダー、「政府」のメンバーが選ばれます。

議員の人数が少ない政党は、「野党(やとう)」となり、政府の方向性について批判的・建設的な意見を述べ、政府を監視しています。

現在、衆議院与党である自民党・公明党の人数が過半数を下回っております。いわゆる「少数与党」です。法律は、過半数が賛成しないと通らないので、与党の独断では決めにくい状態です。
逆に、野党が団結することで法案を可決することができる状態、とも言えますね。


一方、現在の参議院は、与党の人数が過半数を超えています。すると、野党の団結によって衆議院で可決された法案が、参議院で否決される可能性が高くなります。
つい最近の事例では、ガソリンの税率を下げよう!と衆議院で可決されたにもかかわらず、参議院ではそれが廃案になってしまいました。与党である自民党・公明党は、絶対に減税をしたくないからです。私たち一般国民からたくさん税金を取りたいグループだからです。

今回の参議院選挙は、与党に対して評価をする選挙!

もし、今回の参議院選挙で、自民党・公明党の議員数を全体の半分以下にしたらどうなるでしょうか。
衆議院でも半分以下、かつ参議院でも半分以下となり、両方の議会で、反対意見が上回ることになりますね。
そうすると、法案を通すことがとても難しくなります。例えば、今までどんどん上げられてきた消費税率を、もっと上げることは難しくなるでしょう。消費税の減税を訴えている政党が多数になり、減税が決まれば、私たち一般国民の生活は少し楽になるかもしれません。

逆に、今回の参議院選挙でも自民党・公明党が過半数を超えて当選すれば、現状と変わりません。まだまだ、あれこれ増税される未来へまっしぐらです。

自分や家族の給料から税金を搾り取られたいですか?
今回の選挙は、とても平たく言えば、増税賛成か、反対かの意見を示す選挙です!

だとしても、誰に投票したらいいの??

参議院選挙では、「小選挙区」と「比例代表」の2回、投票することができます
小選挙区とは、各都道府県ごとに、立候補している人の中から一人を選ぶ投票です。自分の住んでいる都道府県の立候補者から、自分の考えに一番近い人の名前を書きましょう。

比例代表とは、自分の考えに近い「政党」の名前を書く投票です。
小選挙区だけですと、自分の都道府県に応援している政党の人がいない場合は、その政党へ票を入れることができません。そこで、比例代表で政党名を書けば、エリアを問わず、とにかくその政党を応援するよ!という意思を表示できます。
比例代表は、その名の通り、政党ごとに獲得した票の数を比率で計算して、その人数分の議員が当選する仕組みです。

どの政党が自分の考えに近いか?わかりやすいのは、マッチング診断を使ってみる方法です。
選挙ドットコムのサイトに簡単なマッチング診断が出ておりますのでぜひやってみてください。
https://votematches.go2senkyo.com/sangiin_2025/

判断する重要ポイント2選!

ここでは、本当に簡単に、投票先を判断するうえでの大きな争点について紹介します。
①消費税、増税か、減税か?
増税する気まんまんの政党:自民党・公明党 
増税する可能性のある政党:立憲民主党
減税を進めたい政党:共産党・日本維新の会・国民民主党・日本保守党・社民党
消費税を無しにしたい政党:れいわ新選組・参政党

②外国人をどんどん受け入れるべきか?
(例:留学生に手厚い補助金を出す、安い労働力として移民を増やす、外国の資本家が日本の土地を買う、など)
どんどん受け入れたい政党:自民党・公明党・立憲民主党・共産党・れいわ新選組・社民党
治安を考えて慎重な政党:参政党・日本保守党
中立:日本維新の会・国民民主党

最も身近な問題として上記を挙げてみましたが、ほかにもお米の生産・国防・エネルギー問題・少子高齢化・社会保障など、課題が山積みです。
詳しくわからなくてもいいので、まずは選挙に行ってみましょう!
行ったら10分くらいで終わります。投票所は比較的家から近い場所がほとんどです。
今のままでいいですか?あなたの意見を政府・与党に伝えましょう!!

まとめ

いかがでしたか?
近年、投票率が低いために、大金持ちの団体などによる「組織票」に負けてしまい、一般の国民の意見が通りづらくなっています。
しかし逆に言えば、投票率が上がれば、組織票に勝つことができます。私たちの意見が反映されるようになります。
先月6月の東京都議会議員選挙では、投票率が5パーセント上がっただけで、大きく当選者が変わりました。
行っても変わらないのではなく、今まで行かなかったから変わらなかったのです。
前回の記事でもお伝えしましたが、必ず投票に行き、みんなで日本を変えましょうね!

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